顎(アゴ)の骨折|口腔外科専門医による、口腔外科専門サイト。顎関節症・親知らず・抜歯・口腔腫瘍・受け口・口腔ガン等について解りやすく解説。

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顎(アゴ)の骨折

顎(アゴ)の怪我

68歳、男性の患者さんです。
自転車で走行中、突然転倒し、オトガイ部(下あごの真ん中)を強打。
口の中から出血とアゴがガクガクして咬めないということで来院しました。

症例

診察すると、オトガイ部の腫れ、右下アゴの腫れを認めます。

症例

口を開けてもらうと、下アゴの歯が真ん中でズレてます。
レントゲンの結果、下アゴの真ん中と右アゴの骨が完全に折れていました。

このように、アゴの骨折(下顎骨骨折)の場合、噛み合わせがズレてしまうことが特徴です。

症例

治療法は、折れてしまった骨を元の位置に戻し、噛み合わせが元に戻ったところで、チタンでできたプレート(金具)で骨を固定(観血的整復固定術)します。

症例

当然、全身麻酔で手術を行います。
術後はしばらく柔らかいものを食べることになり、1週間程度入院を要します。

ですが、骨折があっても咬合に変位がなく、骨折線にズレがない場合は経過を見ます(非観血的処置)。
一般に1ヶ月から1ヵ月半で骨折は治癒はします。

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顎(アゴ)の関節の骨折(関節突起骨折)

60歳、女性の患者さんです。
朝、犬の散歩の際、土手の坂道で引っ張られ、コンクリートにアゴを強打しました。
痛みで、うまく口が開きません。噛み合わせも変とのこと。
レントゲンから左アゴの関節の骨が折れて、内側に入ってしまいました。

骨折した骨片(骨のかけら)が元の位置に戻せるなら、手術を行います。
戻せない場合は、ゴムで牽引しながら噛み合わせを戻し、顎間固定(上と下のアゴを歯で固定)します。
固定は1ヶ月ほど行います。
食事は、ミキサー食(固形物をミキサーにかけたもの)を口からとります。

固定を外した後は、噛み合わせをチェックし、開口訓練を行います。

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