よく舌に口内炎ができると、歯や食べ物が当たって痛んだり、歯ブラシのときしみたりしますよね。
普段、私たちが口内炎と呼んでいる炎症は、アフタやアフタ性口内炎と診断される病気です。
直径2〜10mm程度の小円形の潰瘍(かいよう)で周りが赤くなっているもの。
接触痛(触れたときの痛み)が強い。
周期的に再発を繰り返します。
では、この患者さんはどうでしょうか?
舌の左側に、白っぽく膨れたものがあり、その真ん中あたりに潰瘍を認めます。
触るとやや硬さを感じますが、痛みはさほどないとのことです。
いかがでしょうか?
実は、この病気は、舌ガンです。
白っぽく見えるのは、白板症と呼ばれるもので、前がん病変の一種です。
白板症はすべてガンになるわけではありませんが、この方のように潰瘍を伴っている場合は、ほとんどガンです。
他の医院にかかっていたにもかかわらず、ガンと診断されませんでした。
また、本人も自覚症状がほとんどなく、日常的には困っていなかったので、しばらく自分で様子を見ていたとのことです。
実は、ガンは、初期の段階では、自覚症状がほとんどないため、発見が遅れます。
また口のガンはそれほど多くはないので、見たことがないドクターだと診断がつかない場合があります。
やはり、口の中の専門医である口腔外科専門医に早く相談されることが重要です。
口の中のガンは症状(痛みや出血)が出たときはすでに進行しています。
異常を感じたときは、自分でまず口の中を鏡でのぞいてください。
よく分からないときは、かかりつけ歯科医に相談したり、
口腔外科専門医に見ていただくことをお勧めします。
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